案件概要
ご依頼企業様のWordpress上のHPに、IBM Watson Assistantを利用したチャットボットの導入をさせて頂きました。
内容としては、ご依頼者様から想定質問のQA票を頂き、それらを自動で応答するチャットボットの作成となります。
サイトの右下に次のようなアイコンを常時表示させ、クリックするとチャットボットが立ち上がります。
実際にこちらのチャットボットでやりとりしてる例を掲載します。
Watson Assistantについて
Watson Assistantは、チャットボットをはじめとするユーザーとコンピューターが対話するためのアプリケーションを開発するツールです。
自然言語処理やプログラミングの知識がない方でも、容易にシステム構築ができることが大きなメリットです。
たとえば、ユーザーが「対象の物件はどこ?」と入力した場合、「対象」とはWebサイトで扱っているサービスであり、「物件はどこ?」はその中でどの地域の物件を取り扱っていることを質問されていることを適切に認識する必要があります。
人の文章にはゆらぎがありますので、「このサービスはどのエリアを扱っていますか?」や「対応できる地域を教えて下さい」といった質問にも同様の回答を返す必要があります。
Watson Assistantではこのような人が話す「言葉のゆらぎ」を吸収し、適切な回答を行うようノーコードでチューニングすることができます。
また一定のリクエストまでは無料で使えるため、試験的にチャットボットを導入することができます。
チャットボットを導入するメリット
チャットボットを導入する一番のメリットは「業務の効率化」になります。
お問い合わせフォームから来た連絡は基本的に人手捌く必要がありますが、チャットボットで対応できる内容であればその分の稼働を削減することが可能です。
ある程度定型文を用意したとしても、やはり人手を介すとコストがかかってしまいます。
その他、人手を介すと担当者の経験値や知識量によって、問い合わせへの回答に差が生まれてしまうことも少なくないため、回答を均一化するという目的にもチャットボット導入は大きく貢献します。
作業所感
WordPressへのWatson Assistantを利用したチャットボットの導入手順を紹介しているサイトはいくつかありましたが、どのサイトも2022年11月現在のWatson Assistantの画面構成とは大きく異なっているため、あまり参考にならないように思います。
Watsonを始めとして、多くのクラウドサービスは画面構成や機能がアップデートにより大きく変わることがあるため、随時キャッチアップしていく必要があります。
導入方法を紹介しているサイトが、Watson Assistantのアップデートに追いついておらず、内容が陳腐化してしまっているのが現状です。
ご依頼について
NeeNetではWatson Assistantを利用したチャットボットの導入をお引き受けしております。
WordPressにチャットボットを手軽に導入したい
Watson Assistantを利用したいが設定が良く分からない
上記のようなお悩みがございましたら、お気軽にご相談頂ければと思います。
お問い合わせは下記ボタンから実施頂けます。